700円超で半数決意
タバコの値段が1箱約1000円に値上がりすれば、ヘビースモーカーでも9割が禁煙を考えるが、健康に対する危険性を訴えても禁煙に結びつきにくいとの研究結果を、京都大大学院の依田教授らは「ニコチンに対する依存度が高まるほど、将来の利益である健康と比べ、現在の価格を重視する傾向がある。禁煙には小刻みな値上げでなく、大幅な値上げが有効」と話している。
調査は成人男女の喫煙者約600人に行った。「1日何本吸うか」などの設問から喫煙者をニコチン依存度別に高度から低度の3段階に分類。
@価格
A健康への危険
B公共の場での喫煙に対する罰金
などの要素によって、禁煙をしたいかどうかを尋ねた。その結果、高度の喫煙者の場合、健康上の危険性を伝えたり、罰金がある場合でもほとんど禁煙につながらなかったが、価格が700円を超えれば約半数が禁煙を決意し、1000円なら約9割が禁煙を考えることが判明した。 |